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中国茶の魅力について(緑茶を解説)

 中国茶と言っても発酵度や産地により様々な種類があり、それぞれに違った香りや味、色に効能などの違いがある中国茶ですが、日本茶との大きな違いは茶葉の製法です。

今回はわかりやすく日本の緑茶との違いについて解説します。日本茶は摘んだ茶葉を蒸し、揉んで乾燥させるのに比べ、中国茶は乾燥させ、揉みながら炒るのです。

中国でイメージするお茶と言えば烏龍茶を思い浮かべる人も多いでしょうが、中国でも日本と同じで、緑茶が生産量をトップの座で占めており、一番多く飲まれているのです。

そんな中国緑茶の魅力と言えば、なんと言っても香りだと思います。花や果実に例えられるほど、ふくよかな香りをもち、舌だけではなく鼻でも楽しむことができます。また甘味も重要視されており、はじめは薄い味だったり淡い味と感じる人も多くいると思いますが、味を慎重に感じることで、甘みを感じ、後にも味、香りが残ることに気づくはずです。

そんな中国緑茶の中でも私が、おすすめの銘柄をご紹介するのは

西湖龍井(せいころんじん)です

中国で最も有名な緑茶であり、浙江省杭州市にある「西湖」(シーフー)と言う湖の周りで生産される茶葉のみを西湖龍井茶としており、体系的な細かい等級管理がされています。水色は澄んだ黄緑色で味は淡く甘く上品で最後にかすかに渋みが感じられますが、甘味の方が強く残ります。是非一度ご堪能ください。